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ゆっくり過ごす
祖母の家で見つけた障子。
最近ではなかなか見かけることもなくなり、私のツボだったので思わず写真を。
これまで30年近く、通ってますが全く気が付きませんでした。。。
帰ってもバタバタかダラダラすることが多かったですが、今年はコロナのこともありゆっくり過ごせました。
(ちなみに私の地元は超超超過疎地の鹿や猪と共存しているようなところです。)
いつもと違う目線で、のんびりしてみるとおもしろい発見があるものですね。
ちなみに後ろにあるのはおそらく段ボールですが、霞みガラス越しだとなんかいい感じ。笑
先日内装リフォームさせて頂いた、お宅の襖です。
お母様から引き継がれたお家を自分好みのシンプルな空間にしていきました。
ここの襖も当初はシンプルにという予定でしたが、せっかくなら少し拘りたいというご要望を頂き、
NATSUMIKUMI の 獅子地紋 という柄を提案させて頂きました。
獅子の頭には神が宿り古くから縁起の良いものとされ、獅子舞などとして親しまれてきました。
他にも悪魔を圧する霊力があると信じられたために、日本でも神社の社前や宮中の鎮子に狛犬と対をなして獅子の像を置き魔除けとされています。
こういった日本の伝統柄の代表的なモチーフをリデザインして現代のインテリアに合うように制作されている襖です。他にも35種類ほど柄があり、それぞれに込められたストーリーと和柄の奥深さを感じながら選ぶ作業もとても楽しいです。
照明も天井にはあえて設けず、壁面のみに。
調光することで、いろんな顔がある素敵な空間になりました。
個人的には派手な柄が好きなのですが、、、笑
シンプルでも拘った空間をつくることはできます。一言に“白”と言っても何色もございます。
そういったおひとり、おひとりのこだわりのお手伝いをしていきたいなと思います。
リフォーム担当
矢野 守梨亜