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現場ブログ No.2
こんにちは。建築事業部の少前です。
前回唐突に始まったこの現場ブログですがシリーズ化されるでしょうか?
生暖かい目で見守っていただければと思います笑
本日は前回の告知通り、住宅の地盤補強の内容についてです。
一言で地盤補強と言っても星の数ほど工法があるので代表的な工法をご紹介していきます。
まず初めに【表層改良】です
この改良は言葉の通り表層=地表から浅い土を改良する工法です。
地盤調査の結果、地表から浅い部分が軟弱な地盤で、その下は固い地盤がある場合にこの工法が採用されます。
改良方法としてはセメント改良材を現地の土と混ぜ合わせて固くする工法です。
深さは地表から2mまで施工可能、地下水位が高く水分が多い場所には不可
次に【柱状改良】です
この改良は主に直径60㎝程度のコンクリートで出来た柱を地中に埋め込む工法です。
現場で実際にセメントを混ぜ合わせながら打ち込むものと工場生産された柱を埋め込む方法があります。本物の木を埋め込む工法もあります。
深さは地表から約10mまで施工可能、地質によっては不可
最後に【鋼管杭】です
この改良はその名の通り鋼鉄製の杭を地中に打ち込む工法です。
鋼管杭を施工する場合、深い部分まで打ち込むケースが多いので4mの鋼管杭を打ち込んでは必要な長さを溶接し、更に打ち込んでいきます。
深さは地表から約15mまで施工可能、打ち込んだ先に強固な地盤がある前提の工法
以上が主な地盤補強の工法です。
当然どれもメリットデメリットありますが、個人的に考える地盤補強としては表層改良を除いてどうせ柱状改良や鋼管杭を施工するなら、強固な地盤に建物を支えてもらいたいので支持杭と言われる鋼管杭がいいかなぁと思ったりします。柱状改良には強固な地盤まで打ち込まず地盤との摩擦で抵抗するものもあるのでちょっと不安な気がします。
地盤補強は事故みたいなもので同じ造成地でも出たり出なかったりなのでもし出てしまった場合の予備知識として知って頂けたら幸いです。
次回は基礎の種類について書いていきます。
ではまた